40年ぶりに復活した縫ノ池の湧水は、地域の人達に以前の思い出を復活させることになり、その懐かしさと自然に戻った喜びは大きいものがあり、昔を取り戻した気持ちでいっぱいです。 今、子ども達は水辺に遊び、大人は昔の思い出に縫ノ池に足を運び、自然と皆が集まる雰囲気が高まっています。 ふるさとの再生、地域の活性化、自然との共存、自然環境の保全のためにも縫ノ池の湧水を守っていこうという思いで平成14年7月21日に「縫ノ池湧水会」を設立し、町内広報誌等で「甦った湧水」の広報を行うとともに、湧水の保全に向けた環境美化活動や近隣都市住民を含めた様々な交流活動を継続しています。 その後、平成18年度には「農地・水・環境保全向上対策」のモデル地区となり、縫ノ池湧水会を核とした川津資源保全隊が設立され、従来の活動を集落全域へと展開しています。なお、現在の縫ノ池は淡水魚等も復活し、厳島神社の境内の木々は水面に映え、良好な景観が甦っています。 |
@会の組織 ・会員 川津地区内の子供から大人まで全住民 54戸、190名(令和4年4月1日現在) ・賛助会員 湧水会活動に賛同する個人、団体 妻山神社、NPO技術交流フォーラム ・役員 川津区の区長や区評議員、公民館長、生産組合長、老人会長 女性部、小中PTAなど20名、湧水会の会長は川津区の区長 ・事務局 専任者1名 A会の目的 40年ぶりに湧水を守り、縫ノ池を地域住民の憩いの場、交流の場作りを行うと共に、縫ノ池の自然環境や厳島神社の歴史や文化を大切にして、明るい、豊かな住みやすい地域づくりを行う。 B会の事業 ・川津地区の活性化のために、子供からお年寄りまで参加の湧水を使ったイベントや交流会を開催する ・子供や大人が水辺で遊べる場所作りと維持管理 ・縫ノ池の水草の除去、池底の浚渫を定期的に行う ・縫ノ池の自然環境(景観・生物)の保全活動 ・定期的な水質検査の実施 ・湧水会活動に関する定期的な役員会の開催 ・湧水会活動の発表や紹介、PR活動 C主な活動内容 年度始めに役員会で活動内容を決定し、年間を通して活動を開催している。 ・7月15日、厳島神社の夏祭りに合わせてキャンドルナイトの実施、池の周囲にキャンドルを並べて水面に映る明かりを見ながら水環境の保全を考えます。 ・7月末、池内に生える水草の除去、会員やボランティアなどが参加 ・8月中旬、地域の子ども達を対象に釣り大会の開催、150名の参加あり ・10月下旬 地域の人々との交流を目的に、湧水を使った茶会の開催、毎年200名の参加がある。 轟の滝伝説のある嬉野市の皆さんと交流を始めました。 ・10月下旬 縫ノ池に伝わる放生池の復活イベント、池内の生き物調査をして大きく育つように願って放 流する。 ・2月下旬、子ども達の参加で地区内水路の生物調査 ・9月、3月、子ども達による環境整備事業でプランターに花を植えて、神社参道や水汲み場を飾る。 ・10月下旬、12月中旬、水環境団体や地域づくり団体主催の発表会で活動内容を発表する。 |
湧水会活動の表彰等(関連受賞も含む) ・平成15年 全国川の日ワークショップでグランプリ受賞 ・平成20年 日本の里百選に選ばれる(朝日新聞社、森林文化協会) ・平成21年 第5回美の里づくりコンクールにおいて審査委員特別賞 (農林水産省、オーライ日本会議、農村開発企画委員会) ・平成22年 第7回佐賀環境大賞において環境大賞を受賞 ・平成22年 田園自然再生活動コンクールにおいて農村振興局長賞(農林水産省・農村環境整備センター) ・平成22年 佐賀県より縫ノ池が佐賀県遺産に認定される。 ・平成23年 手づくり郷土賞で国土交通大臣表彰(国土交通省) ・平成23年 環境貢献賞(国際ソロプチミスト佐賀フレンズ)、(国際ソロプチミスト佐賀西部) ・平成26年 佐賀の音100選(佐賀新聞社) ・令和 元年 風景デザインアワード(風景デザイン研究会) ・令和 2年 森川海人プロジェクト感謝状(佐賀県) |
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